最終更新日: 2025年7月11日
開業・開店・起業・スタートアップなど、新しいビジネスを立ち上げたみなさん(あるいは立ち上げ予定のみなさん)こんにちは!
今回は「地方の個人店が」「食材の魅力」をSNSやホームページで発信することで、県内外から人を集めるための方法について書きます。
商圏は、オンラインの集客を活用することで拡大します。
「地域に住人が少ない」「表通りを歩いている人なんてほとんどいない」「お店の中はいつもガラガラ」で困っていますか?
オンライン集客の仕方を説明します。
さっそく始めましょう!

目次
地域の特産品を見つけよう
地域の特産品とは「特定の地域でしか作れない」その地域を代表する物品や製品のことをいいます。
気候や風土、歴史背景などとの関わりを持ち、その土地で作られてきた産物で、地域の名前を冠する場合が多くあります。
特産品には、次のようなものがあります。
- 農林水産物を加工した食品や工芸品
- 菓子や総菜などの食品(郷土料理など)
- 衣服や玩具、装飾品など
特産品は、地域の人々には「あってあたりまえ」のものですが、他県の人から見たら「珍しいもの」が多くあります。
「珍しく」「目新しい」特産品を、県外の人たちに情報発信しましょう!
特産品と似た言葉に「名産品」がありますが、名産品は「その地域の産品であることが全国的にもよく知られているもの」を指します。
名産品を使ってもOKなのですが、特にまだ「広く知られていない」特産品は、あなたのビジネスに強力なパワーを発揮する可能性を秘めています。
いま一度、周りを見回してみましょう。
特産品の魅力を、あなたが再解釈して、広く発信していきましょう!
地元の食文化を確認する
地元の食文化とは、その地域の歴史や自然、風土、産業、文化などによって育まれてきた「その土地に根付いた料理や行事食、食べ方」を指します。
地域ならではの食文化には、次のような特徴があります。
- 地域でとれる産物や食材を使用している
- 地域の風土に適した調理法で作られている
- 地域の神仏や信仰、風習、気質などが結びついている
- 年中行事や祭礼、冠婚葬祭などの行事食として振舞われてきた
日本は南北に長く、四方を海に囲まれた島国であるため、地域によって海の幸や山の幸、里で採れる食材が異なります。
また、出汁など調理法も、地域によって様々でしょう。
その「特別な食材」と「特別な調理法」を、いま一度検証してみましょう。
そしてそこに「さらなる変化」を加えてみても、良いかもしれません。
例えば、別の「何か」を加えてみてもいいでしょう。
伝統を確認し、知ったうえで「洋風」や「味の変化や追加」を試して、「他にない」「あなただけの一品」を作ります。
食文化は、その土地の自然や文化、産業などを理解する上で大切な要素です。
食文化は、現代まで継承されてきた、あなたのルーツでもあります。
それを「進化」させましょう。
そして、発信していきましょう!
伝統料理の誕生秘話を伝える
「食文化」には歴史や、風習、その土地ならではの行事と結びついて育まれてきたものです。
その歴史や風習、行事を「わかりやすく」「魅力的な」物語に要約して、たくさんの人に伝えましょう。
古くからある「ロマン」を掻き立てましょう。
「食べる」ことは「生きる」ことです。
その土地の人たちが、どのように食べ、どのように生きたのか、発信しましょう。
SNSの「バズ」には、「共感」や「感動」「おもしろいこと」が重要です。
あなたの土地にまつわる「食品」や「食べ方」には、必ず「物語」があります。
物語には、多くの人の心を震わせる力があります。だから、それを探しましょう。そして、わたしたちに伝えてください。
「食べること」以上に興味深いエピソードを発掘しましょう!
「それ」は健康に良い?
「身土不二」という言葉があります。
「身土不二」とは、明治時代に石塚左玄らが唱えた考え方で、「人の身体と土地は切り離せない関係にある」というものです。
あなたの土地で作られたものは、あなたの体を作ってきました。あなたの健康の土台になっています。
その食材の魅力や「健康」に関する情報を深堀して、発信しましょう。
まだその食材を知らない人が、たくさんいます。その人たちに「その食材」のすばらしさをアピールしましょう。
特産品を使った「人気ランキング」を発表しよう
その素晴らしい「特産品」がどのように調理され、どのようなメニューになるのか、多くの人に伝えましょう。
ランキング形式にすると、その情報を受け取った人が「自分ならどれが食べたいか?」検討する材料になります。
SNSなどで、「あなたはどれが食べてみたい?」などとしたアンケートを行ってもいいでしょう。
その「特産品」の調理法やメニューを伝えることで、その食材の特徴や魅力を伝える手段にもなります。
年代別に「好まれる傾向」を地域の人と協力して、リストにしてみましょう。
同じ特産品でも、「以前は味噌を使った食べ方が主流」だったとしても、「子供たちはチーズを合わせた方が好き」などという情報が拾えるかもしれません。
地域の特産品の活用方法を、大いに広めて盛り上げましょう!
市場の様子
その特産品を扱う市場の様子や、生産者の様子などをレポートして発信してもいいでしょう。
生産者の苦労話や、市場の情報などを伝えることで、お客様はその食材について「安心」や「信頼」を寄せることが出来ます。
また、海外の市場の様子は、とても興味深いものです。同じように、同じ日本の中にあっても「知らない」場所は興味をそそります。
その土地にしかない「市場」で食材がどのように扱われているのか、まとめて伝えましょう。
さらに「生産者」やそれに近い立場の人たちは、もちろんその食材に精通しています。美味しい食べ方や、保存方法なども教えてもらいましょう。
そして、発信していきましょう。
調理過程を紹介する
YouTube やTikTok などを使って、調理過程を紹介しましょう。
その食材を使う動画を発信することで「さばき方のコツ」「味付けのポイント」をイメージしてもらい、興味を持ってもらうことが出来ます。
また、その特産品を詳しく知ることで「興味がわき」「欲しくなる」可能性もあります。
または、街の様子や自然、環境の動画を配信することで「訪れてみたい」×「食べてみたい」の相乗効果につながる場合があります。
「神社仏閣」や風習、文化にまつわる写真や動画を配信しましょう。
「食べる」ことの周りの色どりを、お客様に提供してきましょう!
まとめ
以上、地方の個人店が「特産品」を活用することで、SNSやホームページで集客し、商圏を拡大する方法について書きました。
発信する内容は上の7項目からアイデアを出し、投稿を続けることで「バズ」を期待することが出来ます。
この集客のポイントは「ここにしかないもの」を「文化風習など、ここにしかない空気の中」「わざわざここにきて楽しむ」ことをアピールすることです。
いま、日常にモノはあふれています。
あふれているために、価格競争が起き、お客様を取り合うことで収益が圧迫されています。
そうならないためには「特別な何か」を「特別な体験」として提供することが大切です。あなたの周囲に「特別なもの」を探しましょう。
それは「地のもの」であり「特産品」かもしれません。
あなたには当たり前のものでも、切り口を変えれば「魅力的な武器」になる可能性を秘めています。
それを発信しましょう!
あなたの成功を応援しています!
次のステップへ!ホームページやブログで、継続的な情報発信をしよう
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