最終更新日: 2025年8月6日
新しいお店、新しいビジネスを立ち上げたみなさん(あるいは立ち上げ予定のみなさん)こんにちは!
今回は、「エシカル」や「サステナブル」の取り組みを活用することで、社会的な責任を果たし、お客様の信頼と共感を獲得し、収益を拡大する方法について説明します。
エシカルとは
- 「倫理的」「道徳的」という意味の形容詞で、「良識に従って行動する」ことを重視する取り組みです
- 環境や社会、他者への「思いやり」や「配慮」を意味しています
- エシカル消費として、エコ(地球環境にやさしい)商品やリサイクル商品、フェアトレード(生産者を搾取しない)商品、寄付つき商品などがあります
サステナブルとは
- 「持続可能な」「耐えうる」という意味の形容詞で、「地球環境」や「社会経済」が「持続可能な状態」を目指す取り組みです
「エシカル」と「サステナブル」は、どちらも環境や社会、人に配慮する考え方ですが、サステナブルな社会を実現するには、個々のエシカルな行動が必要不可欠です。
あなたのビジネスが、環境保護や社会的責任、経済的持続性を考慮しながら、商品やサービスを提供することで、
- ブランド価値が向上する
- 従業員、消費者、株主、投資家、取引先、地域社会、官公庁、研究機関、 金融機関など「関係者」から注目度が向上する
- 資金調達が有利になる
- 優秀な人材が獲得できる
などのメリットが期待できるでしょう。
気候変動や格差、人口減少などの社会的課題への対応が急務となっている中で、その解決に一役買うことで、他社との差別化が出来るうえ、将来の世代のための自然環境の保護ができます。
あなたのビジネスで取り入れることが出来ないか、考えてみましょう。
さっそく始めましょう!

目次
エシカルやサステナブルな商品・サービスを提供する「メリット」
お客様の共感と支持を得やすい
環境や社会に配慮した取り組みは、価値観を共有するお客様の共感を呼び、リピーターやファンを獲得しやすくなる傾向があります。
フードロスを防ぐための取り組みとして「タイムサービス」を行ったり、省エネや二酸化炭素(CO2)の排出を抑えるための「エコバック持参の呼びかけ」など、お客様が共感して取り組める提案をしてみましょう。
イメージの向上
サステナブルな活動を通じて、社会貢献や環境配慮に敏感な企業や事業者として認知されることで、あなたのビジネスのイメージや信頼性が向上します。
リサイクル素材を使った商品を提供するなど、あなたのビジネスで出来ることを検討し、取り組んでみましょう。
そしてその取り組みをSNSやホームページで発信し、共感してくれるお客様に協力を呼びかけ、良い社会の構築に努めましょう。
差別化のポイントになる
サステナブルやエシカルを訴求することで、競合と差別化し、独自のポジショニングを確立できる場合があります。
「水を節約する」「消費電力を減らす」など、あなたのビジネスで取り組めることがないか調べてみましょう。
特にあなたのビジネスで大量に使うものがあれば、それを削減することで環境をよくすることが出来るかもしれません。
確認して、取り組みを始めましょう。
お客様の購入単価が上がる可能性がある
高品質やエコ素材を重視するお客様は、多少高価格でも購入してくれる傾向があります。
そもそも「無添加」や環境に配慮した素材などは、生産にコストがかかるため高価な場合が多く、環境に配慮した購入を選ぶお客様はそのことを熟知しています。
また、あなたの取り組みに深く共感することが出来た場合、応援という意味を込めて「ついで買い」や「まとめ買い」を検討してくれるでしょう。
リスクを回避することが出来る
環境規制や社会的なプレッシャーに先行して対応することで、リスクを回避することが出来ます。
社会的な責任を果たし、社会正義に基づいた行動をとることは、あなたのビジネスの正当性を表すことです。
無用なバッシングや、誤った情報を防ぐことにもなるでしょう。
また、法律や社会規範が変更する場合に備えることにもつながります。
率先して環境に配慮することで、世論やルールの変更に先駆けたビジネスを展開することが出来るでしょう。
長期的なコスト削減が期待できる
省エネ設備やリサイクル資材の活用は、初期投資は高いものの、長期的にはコスト削減につながります。
太陽光発電を導入した場合、化石燃料を燃焼させる必要がないため、二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスを排出せず、地球温暖化や大気汚染などの環境問題に貢献できるだけでなく、枯渇しないエネルギーであり、電気代を節約でき、停電や災害時の備えにもなるでしょう。
従業員のモチベーションにも効果がある
社会貢献活動は、従業員の誇りやモチベーションを高め、採用にも有利に働く場合があります。
また、サステナブルな労働環境とは、従業員の健康や福祉を守りつつ、生産性を維持し、環境への影響を最小限に抑える職場環境です。
具体的には
- リモートワークの推進
- フレックスタイム制度の導入
- ペーパーレス化の推進
- 健康経営の推進
- 環境意識の高いオフィスデザイン
- リサイクルと廃棄物削減を率先して行う
- 持続可能な通勤
- 社内コミュニティとボランティア活動の推奨
などがあげられます。
サステナブルな労働環境を実現することで、従業員の定着率向上や生産性向上、ブランドイメージの向上などが期待できるため、優秀な人材獲得にもつながるでしょう。
新しいお客様層にアピールできる
環境意識の高いお客様や、エシカル消費を意識する若年層をターゲットにできるなど、新しいお客様層にアピールすることが出来るようになります。
「使い捨てプラスチック」を排除することで、環境に配慮したことなど、シンプルで簡単なことから始めてみましょう。
そしてそれをSNSやホームページに掲載し、アピールします。
キーワードや「#」をたどって、新しいお客様があなたの存在を見つけてくれるでしょう。
認証を受けることで、信頼が向上する
サステナブル認証や環境規格を取得することで、さらに信頼性を確立することができます。
サステナブル認証とは、企業や製品、サービスなどが、環境や社会、経済に配慮した取り組みを行っているかどうかを、第三者機関が審査して認証する制度です。
サステナブル認証を受けることで、
- 企業の社会的な信用やブランディングが向上する
- 従業員、消費者、株主、投資家、取引先、地域社会、官公庁、研究機関、 金融機関など「関係者」へ、情報開示の信頼性が向上する
- 省庁や自治体の補助金・助成金や、入札参加・応募の入札の際に、加点の対象となることがある
などのメリットがあります。
あなたのビジネスに取り入れることが出来ないか、検討してみましょう。
口コミや話題を生みやすい
エシカルやサステナブルの取り組みはニュース性があり、SNSや口コミで広がりやすい傾向があります。
「環境に優しいハイブリッド車を導入した」タクシーや宅配サービスなどは、話題性があるといえるでしょう。
お客様に好意を持って口コミされることで、さらに新しいお客様の獲得にもつながります。
環境に配慮することが集客効果にもなるでしょう。
エシカルやサステナブルな商品・サービスの提供を「成功させる方法」
本物の取り組みであることを示そう
お客様に表面的な取り組みではなく、本質的に環境や社会に配慮した活動であることを伝えるために、透明性を確保しましょう。
透明性の保持とは、使用する素材や取り組みを「具体的なデータ」や「認証」で示すことです。
サステナブルな社会を実現するために、あなたの行った様々な行動を、正確に公表しましょう。
リサイクルや廃棄物の削減、エネルギーの効率の向上や、搾取のないフェアトレード素材の活用、地産地消の推進、 支援団体への寄付など、活動やそれを行うための意思決定を明らかにしていきましょう。
ストーリーを活用する
取り組みの背景や理由を物語として伝えることで、お客様に伝わりやすく、共感を得やすくなります。
「廃棄予定だった素材を再利用して、いかにこの商品が誕生したか」など、興味をひきやすく、理解しやすい物語に整えて情報を提供しましょう。
あなたの「思い」や「工夫」「情熱」や「苦労」「ひらめき」の一つ一つが、興味深い物語になるはずです。
物語の形にして、SNSやホームページに掲載し、お客様に伝えていきましょう。
お客様参加型の工夫を取り入れてみよう
お客様がサステナブル活動に参加できる仕組みを作ることで、共感をさらに深めることが出来ます。
「購入額の一部を環境保護団体に寄付する」や「ゴミ拾い活動」など、あなたが企画してお客様を集め、実行できることを企画していきましょう。
一緒に活動をすることで、さらに社会をよくすることが出来ます。
また、お客様とコミュニケーションをとることが、新たなアイデアやひらめきにつながるでしょう。
長期的な視点で取り組む
短期的な利益だけでなく、持続可能な経営を重視する姿勢をお客様に伝えましょう。
「サステナブルな製品ラインを徐々に拡大する」などの大きなことだけではなく、「リサイクル素材を使用した消耗品を採用する」ことや「過剰包装をやめる」など、シンプルなものでも「続ける」ことで大きな効果を生み出します。
長期に渡る活動を積み上げ、お客様と環境に大きな影響を示しましょう。
コミュニケーションを定期的に行う
定期的にSNSやホームページの新着ニュースなどを通じて、進捗や成果を報告し、お客様との信頼を築いていきましょう。
「年間で◯kgの廃棄物を削減しました」などの成果報告を行うことで、お客様の同意を得ることが出来ます。
協力する力を生み出すには、参加したものの結末やレポートを見てもらうことが一番の動機になります。
一人一人の力が、大きな結果を生み出します。
生み出した成果を、みんなで共有していきましょう。
業種別、エシカルやサステナブルな商品・サービスを提供する「アイデア」
エシカル・サステナブルな取り組みは、差別化やイメージ向上に大きく寄与します。
特にスモールビジネスでは、地域やのお客様の特性を活かしつつ、小規模だからこそ柔軟で持続的な取り組みを実現できます。
あなたのビジネスでも、環境に配慮した取り組みを試してみましょう
惣菜屋:地元産無農薬野菜の使用
- 地元の無農薬農家と提携して、食材を仕入れてみましょう。
- 使用する野菜や、農家の情報を店頭やSNS、ホームページ等で紹介しましょう。
- 無農薬野菜を使用したメニューを限定販売し、試食会を開催。お客様の反応を見て、販売を拡大していきましょう。
手芸店:リサイクル素材を使ったキットの販売
- 余った布や、廃棄予定の素材をリサイクルした「手芸キット」を検討してみましょう。
- 店内やホームページで「環境に優しい手芸キット」として販売してみましょう。
- ワークショップを開催し、リサイクル手芸の楽しさを広めましょう。また作品を掲載し、口コミや反響を広げましょう。
床屋:節水システムの導入
- 節水シャワーヘッドやエコ設備の導入を検討してみましょう。
- 店内に節水効果の具体的なデータを掲示して、お客様と会話を広げてみましょう。
- 節水の取り組みをSNSやホームページで発信し、「環境に優しい店」としてアピールしていきましょう。
洋菓子店:プラスチックフリー包装の採用
- 紙やバイオマス素材(植物や動物などの生物に由来する再生可能な素材)の包装資材を採用を検討してみましょう。
- プラスチックフリーの取り組みを、店頭やSNS、ホームページで説明しましょう。
- ガラスやホーローなどの何度も使うことが出来る特別ケースを提案、販売し、来店時にはケースを持ち込むようにお願いしてみましょう。
- 梱包資材削減を目指し、利便性よりも環境を重視するお客様にアピールしましょう。
工場経営:再生エネルギーの活用
- 工場に太陽光発電設備を導入できないか、検討してみましょう。
- 「再生可能エネルギーで製造された商品」と伝え、情報を公開していきましょう。
- エネルギー効率化の成果や節電に関する情報をホームページやSNSで公開し、信頼を強化していきましょう。
指圧院:エコ消耗品の導入
- リサイクル素材を使用した消耗品を採用することが出来ないか、検討してみましょう。
- 「環境に優しい施術」として宣伝していきましょう。
- 施術後にアンケートを取り、お客様の反応を取り入れていきましょう。
保育園:エコ教育プログラムの実施
- 子どもたちと一緒に「リサイクル活動」を行うプログラムの導入を検討してみましょう。
- 保護者向に「エコ活動の成果」を共有しましょう。
- 地域イベントで「エコ教育プログラム」を発表し、園の認知度を高めていきましょう。
建築会社:エコ住宅の提案
- 環境配慮型の建材を使った「エコ住宅プラン」を開発できないか、検討してみましょう。
- モデルハウスを公開し、エコ設備の利便性をお客様に体験してもらいましょう。
- 再生可能エネルギーの活用データを提示し、長期的なコスト削減が可能であることをアピールしましょう。
タクシー会社:ハイブリッド車の導入
- ハイブリッド車や電気自動車を導入し、CO2削減を推進することが出来ないか、検討してみましょう。
- 「環境に優しいタクシー」として、地域でPRをしましょう。
- 利用者にCO2削減量を案内し、環境への貢献をアピールしていきましょう。
- SNSやホームページで定期的に「削減量」を通常の車と比較して公開し、選ばれるタクシーになることを目指しましょう。
クリーニング店:水使用量の削減と、エコ洗剤の採用
- 可能な限り節水型の洗濯機と、環境負荷の少ない洗剤を導入することが出来ないか、検討してみましょう。
- 環境配慮型の洗濯方法を、ポスターやホームページ、SNSを通じて広めていきましょう。
- 「環境に優しいクリーニング店」として差別化し、環境に興味の高いお客様層の獲得を目指していきましょう。
まとめ
以上、今回は「エシカル」や「サステナブル」という、環境に配慮した商品やサービスを提供することで、社会的な責任を果たし、お客様の信頼と共感を獲得し、収益を拡大する方法について説明しました。
「エシカル」や「サステナブル」を追求することは、現代社会における課題の解消に貢献することであるとともに、他社との差別化や、新しいお客様の獲得など、あなたのビジネスにとってもメリットがあるでしょう。
節水や節電などを志すことは社会のためにもなりますが、あなたのビジネスのコスト削減にもつながります。
出来ることから始めましょう。
あなたのビジネスを応援しています。
みんなで頑張りましょう!
次のステップへ!ホームページやブログで、継続的な情報発信をしよう
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